誰もがきっと一度は経験する、“失恋”。つらい恋を引きずっているときには、失恋ソングや映画にふれて、思いっきり涙を流したほうがいい……。
ただただ“泣ける”だけじゃなくて、あらたな一歩を踏み出す学びやきっかけを与えてくれるような、おすすめの映画を紹介します。
おすすめ失恋映画1：『さよならみどりちゃん』
“失恋”にもいろんな形があるけど、“本命彼女”になれなくてつらい思いをしてる女の子も多いんじゃないかな。そんな万年失恋モード女子にオススメしたいのが、『さよならみどりちゃん』。大好きな人から“都合のいい女”扱いをされながらも、想いを断ち切れない女の子を描いた、とっても切ない作品です。
若い頃の西島秀俊さんがバツグンにかっこいいから、目の保養的な意味でも最高の一作！ 西島さん演じるユタカは、めちゃくちゃ最低な浮気男なんだけど、女子って、頭ではダメだってわかってても、そういう男性を好きになっちゃうんだよね……と、トホホな気持ちにもなります。
この映画は、「南Q太」という漫画家さんの作品が原作になってるんだけど、原作漫画も1巻完結で手に取りやすいから、ぜひチェックしてみて！
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おすすめ失恋映画2：『海でのはなし。』
そして、続いてもまた西島さん出演作。（ごめんね、筆者は西島さんびいきなんです……！）
宮崎あおいちゃんが演じる主人公は、年齢の離れた“博士”（西島秀俊）にずっと片思いしています。一見ふたりは仲がよくていい感じなんだけど、博士はあおいちゃんのことを妹のようにしか思っていなくて……。
好きな人からなかなか恋愛対象として見てもらえない、そんな悩みを抱えた女の子にオススメしたい映画です。ただ、ストーリーは終始淡々としているから、好き嫌いがだいぶわかれるかもしれないな。
それから、この映画は全編通してスピッツの楽曲をイメージして作られていて、主人公の名前も“楓”になっています。劇中でスピッツの曲もたくさん使われているから、スピッツファンもぜひ観てみてね。
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おすすめ失恋映画3：『エターナル・サンシャイン』
この映画はかなり有名だから、観たことがある人も多いかな？
彼氏や好きな人とケンカしてしまったり、失恋でつらい思いをしている時に、彼との記憶を消してしまいたい、彼との出会いをなかったことにしたいって思った経験は、きっと誰にでもあるはず。
でも、ネガティブな思い出だけがすべてじゃない。彼を好きになってドキドキしたこと、幸せな気持ちでいっぱいになったことだって、かけがえのない大切な記憶。
恋愛は、決してつらいことだけじゃない。そんなごくごく当たり前のことを思い出させてくれる、とっても素敵な作品です。
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おすすめ失恋映画4：『秒速5センチメートル』
こちらは、『君の名は。』で有名な新海誠監督が過去に手がけた短編作品。
小学校の卒業と同時に、引っ越しではなればなれになってしまった主人公とヒロイン。ふたりの淡い恋と、主人公に片思いするもうひとりの女の子をふくめた、切ない三角関係を描きます。
失恋は、心のすれちがいからだけでなく、引っ越しや転校、転勤といった物理的な障害からも生まれるもの。もしかしたら、自分たちの力だけではどうにもあらがえない失恋こそが、一番忘れられない記憶になるのかもしれません。
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おすすめ失恋映画5：『ラブストーリー』
最後に紹介するのは、純愛映画大国・韓国の作品。戦争によって引きさかれた、若い男女の切なすぎる恋模様を描きます。これは、たぶん今回紹介した5本のなかで、一番涙腺崩壊する映画なんじゃないかな……。
さっきの『秒速5センチメートル』も物理的な障害を描いてたけど、“戦争”はそれよりもはるかに圧倒的な障害。この作品はフィクションだけど、「実際に同じような体験をしたカップルもいたのかも」と考えると、なんともいえない気持ちになります。
でも、そうやって過去の悲恋に思いを馳せていると、自分の失恋は案外かわいいものに思えてきたり……（こなかったり……）。とにかく、この映画を観ているあいだは、思わず主人公たちに感情移入してしまって、つらい自分の恋を忘れられるはずです。
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ちょっとネタバレになっちゃうけど、今回紹介した作品の多くは、いわゆる“ハッピーエンド”にはなりません。だって、現実の恋愛も、かならずしもうまくいくものではないから。
「めでたしめでたし」とはならないものの、きっと傷心中のあなたにそっと寄りそってくれる作品ばかりのはず。
今回紹介した映画たちが、あなたが次の恋への一歩を見つける手立てになりますように。
ライター: まにょ @manyotaso
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