どんな人と出会っても、その人と重ねてしまうくらい忘れられない人が私にはいます。
彼と過ごした時間はとても短いのですが、良い事も悪い事も彼と過ごした時間全てが心の奥に焼き付いて残っています。
「あんな人そろそろ忘れてもいいんじゃないか」と友達に呆れられるくらいなので、周りの人から見て彼は「いい人」ではなかったと思います。
それでも私にとっては彼は忘れられない人なんです。
今までだって好きな人がいなかった訳ではないですし、もっといい人が周りにはいたと思います。しかし彼は私にとって特別でした。彼と出会った時、運命の人っているんだなと思えるくらいでした。
彼から学んだのは「好きだからといってずっと一緒にいられる訳ではない」という事でした。
私は恋愛経験が少な過ぎて彼が言いたい事が分からずにいました。しかし今なら少し分かる気がします。別れはそっと訪れて、それでも好きは募っていく。彼と離れてから私は長い片想いをしているのかもしれません。
夜になれば告白した日を思い出す
雨が降れば一緒に帰った日を思い出す
懐かしい音楽を聴けば君の笑顔を思い出す
いつか全てが思い出に変わる日まで私はもう少し片想いを続けていこうと思っています。忘れられない人がいたっていいじゃないですか。誰かを本気で愛せない自分よりも愛する事ができた自分の方が好きだから。
彼と出会ってよかったと思います。だからまた誰かを好きなった時はもっと上手に愛してみよう。
そんな恋じゃダメですかね?
譜
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