恋をしたことがありますか。好きな人が出来たことはありますか？

今まで一人も好きな人がいたことないって人より、誰かを好きになったことがあるよ！って人の方が多いと思います。誰も恋愛としては好きにならない、って人もいるんだけど…今回お話したいのは、そんな「みんなと少しだけ違う」恋のお話です。

私は、22歳の女子大生です。今まで色んな人を好きになって、好きになってもらって、その人達とありがたい事に恋人になれたこともありました。

みんなと同じ恋をして、みんなとちょっと違うこと。私の恋人は、「彼女」なんです。

LGBTという言葉を知っていますか。学校や会社で、授業をしたり聞いたことがある人も多いんじゃないかな。テレビのニュースでも取り上げられてますね。

女の子だけど、女の子が好き。男の子だけど、女の子も男の子も魅力的だと思う。体と心の性別が一致しなくて、しんどい。こういうの、まったく知らないこともないけど、よく分からない、って思う人が多いと思います。

でも、今やLGBTはクラスに一人はいると言われていますね。隣の席のあの子、学級委員長のあの人、もしや大親友のあいつが、その一人なのかもしれない。

「実は男が好きなんだ」「実は性別が反対かもしれない」って相談されたり、もしくはギャグっぽく言われたことのある人、とってもすごいと思います。君のこと大好きで、信頼してるからこそのこと。

LGBTの人が全てではないけど、私は人に言うの、すごくどきどきします。こんなこと言ったらおかしいと思われないかな、って。私が女の子を好きなことを知っている人は本当に片手で数えられるくらい。でも、それでいいとも思っています。

もし、きみが友達に、家族に、部活仲間に、バイト先の人に、カミングアウトされたとき。LGBTをどう思うかは自由だと思うんだけど、「話してくれてありがとう」ってことだけは伝えてあげてほしいです。ぜひ。

「家族に紹介できる」「結婚できる」「子供を作ることが出来る」って、案外当たり前じゃないみたいです。でも、当たり前じゃないから悲しいなんて言いません。日本も世界もちょっとずつ変わっていってるから。私も変わるから、きみもちょっとだけ変わってくれやしませんか。

最初の当たり前は「私の彼女は可愛いよ！」って、胸を張ってきみに言えることになりますように。ここまで読んでくださってありがとうございました。

テキスト：さつき

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