結婚したいとか、恋人が欲しいとか、最近の大学生はすぐに言うけれど、私はどちらかというとそういった名前のある関係が嫌いだ。
好きな人と一緒にいるために「友達」という手段を取ってもいいし、好きだったら側にいればいいだけの話。そこに名前の変化なんて何か必要だったのだろうか。
こういう価値観を持っているのも、相手が「付き合っていた」と言い、私が「付き合っていなかった」と思う、互いが「恋していた」状態を経験して来たからかもしれない。
名前があっても無くてもきっと私は安心なんて出来ない。
ならば名前がない関係で君とは恋をし続けたい。
恋の先が愛に変わる瞬間が訪れるならば、その時は君と添い遂げたい。
恋人という契約も、結婚という契約も永遠の契りじゃないのだから、そんなの口約束や紙だけの話。
愛する事は簡単じゃない。
愛してるから触れられない事もあるし、愛してるから触れられる事もある。
肉欲だけ満たしたって愛じゃないし、身体なんて渡さなくたって満たされる愛だってある。
そんな風に愛なんて目に見えないし、言葉に出来ないものだと思う。
だから、言葉に出来ない関係のまま微睡んでいたい。
そんな恋じゃダメですかね?
譜
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